"STDで注意すべき点はいくつかありますが、もっとも重大なのが、感染しても、自分で気づきにくいという点です。気づかないでセックスしていると、自分が感染源となって人に移してしまい、病気をどんどん広めてしまいます。「知らないうちに、愛している人に移してしまった」という悲劇が起こってしまうのも、STDならではの特徴です。
では、なぜ感染に気づかないのでしょうか。理由のひとつは、潜伏期間の長さにあります。STDは感染しても数日で症状が出てくるものが少なく、ほとんどは数週間から数か月、なかにはHIVのように数年～十数年も潜伏期間が続くものもあります。ゆえに、発症前に何人もの人に移してしまった、ということがあるのです。

性病ではないが性器にかゆみがある病気の診断と治療①
トリコモナスというのは、原虫で五～一〇ミクロン(一ミクロン＝千分の一ミリ）くらいの大きさである。主として、膣の中に寄生している。男性の尿路にも寄生するので、尿、まとは精駅に存在し、性交渉によって男性からうつることがある。人体の体温、つまり三七・五度くらいの中で活発に活動する。高温や乾燥の中では比較的短時間に死滅する。
膣壁は、発赤にともなった斑点と、特徴のある泡沫をともなった悪臭のあるうみ状の帯下でおおわれている。この帯下が外陰部に浸出すると、発赤をともない、性交痛や膀胱炎の症状を呈することがある。
成人女性の三人に一人は、培養による検査で発見できる。偏食によって抵抗力のない人に多く寄生するともいわれている。" クラミジアの治療でクラビット？